偉そうで怖そうな医師の時代は、もう終わっています。きちんとした治療を施すのは大前提ですが、患者様の椅子に自分が座っている気持ちを常に想起したいと思います。一人ひとりの患者様にとって、抱えている問題は、その方にとって決して大勢の中の一人で済まされる問題ではないのですから。
診療は、医学の専門的治療を施す場でもあり、情緒的交流の場でもあります。私自身、気が重くなるような問題を抱えているときでも、患者様とお話をしていると自然と元気が湧いて気持ちがとても明るくなることがよくあります。患者様との心の通い合いから、元気をいただけるのです。
一人ひとりの患者様と私の診察室で、そんな空気をお互いに作りたいと思います。
私の診察室の中で、すべての方の抱えている医学的な問題が解決するとは限りません。大学病院のような総合病院にかかるべきだったり、私の専門外であり他の専門の医師に診ていただく方が、その方にとって望ましい・・ということはよくあります。
私ひとりで抱え込むのではなく、最も適した治療の流れを作り、他の医療施設への紹介を責任を持って行いたいと思います。